開催日 2024 年 2 月 19 日~27 日
場所 Web およびメール審議
委員 宇田川隼委員、菅谷貴子委員、染谷耕平委員、中村昌治委員、宮本諒子委員、渡邊知雅子委員 (50 音順)(以上、計6名)
出席者
宇田川隼委員、菅谷貴子委員、染谷耕平委員、中村昌治委員、渡邊知雅子委員 (50音順)(以上、計 5 名)
事業者側出席者 平岩夏木(代表取締役)、大木俊一(取締役)、岩﨑創太郎(営業)、渥美純(事務局)
議題
① 「今週の大船渡」について
② 「防災&防犯メモ」について
議事概要
相模原市の交流都市である大船渡の復興を伝える「今週の大船渡」について、さらに
防災知識の周知を目的とした「防災&防犯メモ」について、各委員から感想、ご意見
をいただいた。
頂いた意見は、スタッフ全員で共有し、今後の放送事業に活かしていくこととした。
審議内容
① タイトル:今週の大船渡
放送日時:毎週木曜日午前 9 時 5 分より「竹中通義モーニングワイド」内にて放送
放送形態:生放送
出演:竹中通義
内容:「竹中通義モーニングワイド」の曜日別特集コーナーの 1 つで、相模原市の交流都市である岩手県大船渡市の「今」を取り上げることにより、東北大震災からの復興状況を伝える。
② タイトル:防災&防犯メモ
放送日時:1日5回、毎日放送
放送形態:録音放送
出演:エフエムさがみスタッフ
内容:防災放送サポートスポンサーの支援のもと、防災知識の周知と防災意識の向上のため、1日5回、繰り返し放送。
委員から
① 今週の大船渡
(肯定的な意見)
福寿草の話題、季節感が有り、とても良いと感じた。黄色い絨毯が目に浮かぶ
ようである。
「温泉宿ホテル総選挙 2023」で大船渡温泉は絶景部門、海の幸部門での連続第
1 位受賞は素晴らしいことである。竹中さんの大船渡の経験談が、景色を想像
させてくれる。また、加賀屋さんでの研修での成果が受賞に繋がり、能登半島
地震への支援を呼び掛けていることは、宿泊業としてのネットワークに加え、
被災の経験がある大船渡温泉が立ち直り、能登半島の旅館支援を県知事に訴え
ている活動は、意義が大きいと感じた。この様に活きた情報を電波に載せるこ
とが大切である。
復興を担う人材育成の為の、岩手復興教育プログラムでは、県内小中高の 7 校
参加で行われた様だが、高度な内容の発表が行われている様子が伺えた。今だ
からこそ、リスナーの心に響く情報提供と思う。
春の訪れを告げる「福寿草」の開花の話からは、黄色いじゅうたんが映像とし
て想像でき、紹介の「長安寺」を訪れてみたくなった。
大船渡温泉が全国 200 宿の中で「海の幸部門」「絶景部門」で 1 位を獲得してい
ると聞き、相模原市と友好都市であり被災地からの復興の様子の確認も含め、
大船渡市を訪れてみたいと思った。
同じ銀河連邦に属する大船渡市についての情報提供を行うことで、両市民の心
の距離を近づける効果があることは素晴らしいと思った。
トピックな課題である能登半島沖地震との関連で東日本大震災に被災した大船
渡市民が今何を思い、どのような活動をしているかを発信することには意義が
あると感じた。特に加賀屋のエピソードは、10年以上経過した今でも人とひ
ととの繋がりを感じられる共助の素晴らしさを実感した。
福寿草の花の話題からスタートしたのがとても明るくて良い。
温泉宿ホテル総選挙の話題、眺望や絶景の様子がよくイメージできて…今すぐ
にでも行きたくなってしまう。石川県のかがやから接客やおもてなしの基本を
学んだお蔭だから…今まで被災地として支援を受けてきたから恩返ししたいと
いう話は感動した。私自身もいい思い出の沢山ある石川県。ラジオを通して大
船渡だけではない復興の応援がイメージできて良い。
復興教育プログラム発表会に関しては、地元や地域内を探索して危険箇所を発
見したり、募金活動をしたりと若者の頑張り、応援にとても嬉しい気持になっ
た。
家電買い換え促進事業は詳しくわかりやすい。
番組を聞いて、名所の紹介や季節の話題など、大船渡に行ってみたいという気
持ちにさせられた。
(改善を求める意見)
コンビニ交付停止のニュースは途中から聞いたリスナーが相模原市の話題と勘
違いする可能性があるので、必要性を感じない。同様に、防災観光センター等
でのイベント情報についても、詳細な部分に触れる必要はないと思う。
アスリート応援では、大船渡高校出身の「佐々木朗希」投手の紹介だった。野
球好きの私としては、地元出身者をもっと応援して欲しいと思う。
話題の間が長いように感じた。ちょっとつまずきが多かったかもしれない(そ
のようなところも身近に感じられる要因でいいかもしれないが)。
公認アスリート紹介は何を言いたいのかがよくわかりにくい話題だった。
1987年に発足した銀河連邦共和国の一つとして、友好姉妹都市の情報を取
り上げている番組と承知するが、他の姉妹都市である秋田県能代市や宮城県角
田市、北海道大樹町なども取り上げてもよいのではないだろうか。
アクセス情報など(新幹線や道路情報など)を付け加えて、より観光寄りの情
報に特化してもよいかもしれない。
② 防災&防犯メモ
(肯定的な意見)
身の安全、家具、落下物から身を守る方法、火の始末、など自宅での対応、外
出時での対応を放送によって確認出来るので良い内容と思う。家具などの転倒
防止等の備えについても良いと思う。
いつ起こるかわからない大地震への備えはとても重要。イザという時のために
心得ておかなければいけないことなどを繰り返し放送することは、個人個人の
地震への備えに対する意識づけのために大切なことと考える。放送内容も、地
震が発生した時、停電した時、火災が起きた時など事象別に知らせしているの
は良いと思う。
災害発生時には、身近な地域のラジオ局の災害情報の発信が頼りになる。
防災&防犯というテーマにおいて、過不足なく的確な情報支援ができていると
感じた。
こういうテーマについてはこれだけ余計なものをそぎ落としたシンプルな伝え
方の方が伝わると感じた。
話のスピードがとても理解しやすい。
一つ一つ確認や足りない物を思い出すのによい。
何がいくつ必要かもわかりやすい。(例えば家族分必要など)
なるほど…なぜ供給が来ないか?などもわかりやすい。
エレベーターでの閉じ込め不安についても一度聞いておくと安心。
ラジオを聞く習慣にもなる。いざという時の前に訓練として何度も聞いておく
ことが大事だと思う。とても大事な取り組み番組だと思った。
本コーナーは、毎日拝聴しているが、いろいろな災害のシチュエーションにつ
いて、繰り返し防災情報、防災対策についてアナウンスしているので、頭に残
りやすく、ためになる。
高齢者でも聞きやすいようにゆっくりとしたアナウンスも好感が持てる。
これからも継続してほしいコーナーだと思う。
(改善を求める意見)
お風呂の残り湯は、消火作業以外に、断水時トイレ等でも活用出来る事を加え
ると、更に良かったと思う。
エレベーターでの情報は繰り返し聞くことで、対応が身につくと思うが、すべ
ての階のボタンを押すことが有効である情報を加えた方が良いのでは。
局より
① 今週の大船渡
新年早々多くの方々が能登半島地震に見舞われ、今も避難生活を余儀なくされ
ている一方、相模原市の交流都市の 1 つである大船渡市は東日本大震災からの
復興を直実に進めている。コミュニティ FM 局として大船渡市からの情報を発
信することは、両市の友好関係を広く伝播するとともに、震災への備えや、復
興への取り組み方をコミュニティに伝えることができると考えている。
放送に際しては、震災からの復興という希望を誰もが感じられるよう、明るい
話題を平易な言葉で伝えるように心掛けている。
② 防災&防犯メモ
エフエムさがみでは、防災放送をコミュニティ FM 局の使命と考え、防災や防
犯に関する様々な情報を発信している。当番組もその一環としての重要な取り
組みととらえている。
繰り返し放送することは、災害時に地元の情報を得る手段としてラジオ(エフ
エムさがみ)があることの周知にも繋がっていると考えている。
③ このような番組を放送する取り組みに関して
審議委員から両番組に関する総括として、「今、防災についての準備や心得、1
月の能登半島の災害においての関心が高まっている中、このような番組を放送
していることはとても重要なことと思う。身近に、不安なく、ラジオを聴くこ
とによって自然と防災についての意識が高まっていく気がする」という意見を
いただいている。こうした意見を社内で共有し、今後もコミュニティにとって
有益な情報を発信するよう努めていく方針である。
エフエムさがみでは、各委員の意見を参考に、今後もより良い番組づくりに努めてまいります。
《審議機関概要の公表の方法》
① 自社放送(「番組審議会リポート」)
② 事務所への備置き
③ 自社ホームページ(URL)への掲示
《次回の番組審議会》
2024 年 6 月開催予定